外国株(世界株)

米国株・日本株の月別のパフォーマンスを検証/米国は9月、日本は8月~10月に軟調

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株式投資のパフォーマンスには季節性 / 強い月と弱い月を検証

株式投資のパフォーマンスには季節性があると言われます。

感覚的にも何となく強い相場になりやすい月と弱く相場になりやすい月があるように感じます。

個人的には年末が強くなりやすく、夏が弱くなりやすいと感じています。

また、株式投資に関するアノマリーを確認すると、日米株式ともに1月~4月までは株式市場にとってプラス(上昇)、5月~12月はマイナス(下落)のアノマリーが多くなっています。

例えばプラス(上昇)のアノマリーは「1月効果・新年度効果・税金還付による資金流入」などです。

一方、マイナス(下落)のアノマリーは「セルインメイ・夏枯れ相場・ハロウィン効果」などです。

今回、これらのアノマリーが本当に正しいのか確認するために、日米株式市場(S&P500とTOPIX)の月ごとのリターンを検証してみました。

実際の投資を行う上でも役立つと思われますので参考にしてください。

米国株(S&P500)と日本株(TOPIX)の月別リターンを確認 / 上がりやすい月と下がりやすい月

下記の条件で検証しています。

  • 米国株式:S&P500指数
  • 日本株:TOPIX
  • データ期間:1970年1月~2019年12月(50年間)

各月ごとの月次リターンを50年分合計した累積リターンと年平均にした平均リターンの表を作成しました。(平均リターンを見る方が分かりやすいと思います)

日米株式市場の月別リターン

平均リターンの欄はマイナスの月が赤色1%以上プラスの月が青色となっています。

米国株式(S&P500指数)は9月のみマイナス、日本株(TOPIX)は8月~10月がマイナスとなっています。

一方、日米ともに12月~4月頃は高いパフォーマンスとなっています。

これを見る限り、株式市場のアノマリーはある程度当たっているようです。

特に米国でよく使われる「セル・イン・メイ」(5月に株を売り、9月まで帰ってくるな)はデータからも正しいようです。

見事に当たっています。

また、個人的に感じていた感覚ともある程度一致しました。

実際の投資を行う上でも上記のデータは是非覚えておいてください。

分かりやすくまとめるとこんな感じになります。

  • 夏前に株式市場がある程度割高な場合は慎重に検討すべき
  • 9月・10月頃に株式市場が割安な状況になっていればチャンス

これは実際の投資における判断材料の1つとして十分使えますので、忘れないようにしましょう。

バリュエーション(PER・PBR・時価総額/名目GDPなど)の判断と併せて活用すると効果的です。

特に株式市場の大きな動きの中での割高・割安を判断する場合は「世界の株式時価総額合計/世界の名目GDP合計」を確認することをお勧めします。

株式市場が世界的に大きく上昇している時には特に有効です。

米国株(S&P500)と日本株(TOPIX)の月次リターンTOP10・ワースト10【1970年~2019年】

補足データとして、月次リターンの上位10ヵ月と下位10ヵ月のランキングを掲載します。

上記の表に合わせて、平均リターンがマイナスの月は赤色、1%以上プラスの月が青色となっています

日米株式月次リターンの上位10ヶ月

日米株式月次リターンのワースト10ヶ月

特に日本株(TOPIX)ははっきりと傾向が表れています。

上昇率TOP10では1月~4月が多く、下落率TOP10では8月~10月が多くなっています。

上記のデータを補足する資料として参考にしてください。

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