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今話題のARK Invest (アーク・インベスト)【破壊的イノベーションへの投資】

投稿日:2021年4月10日 更新日:

こちらのページでは2021年時点で、証券マーケットにおいて話題の運用会社「ARK Invest (アーク・インベスト)」について忘備録の意味も含めて掲載します。

「破壊的イノベーション」をキーワードにこれまで、とてつもないパフォーマンスを達成しています。

それではまず最初に「ARK Invest (アーク・インベスト)」についての紹介です。

ARK Invest (アーク・インベスト)とは

キャサリン・ウッドCEO率いる「アーク・インベストメント・マネジメント・エルエルシー(ARK Investment Management LLC)」はニューヨークに本社をおく運用会社で、破壊的イノベーションをキーワードとしたテーマ運用に特化しています。

現在運用しているテーマは「フィンテック」「ロボティクス」「ゲノム解析」「インターネット」「宇宙」などです。

日本国内では日興アセットと戦略的な提携を結んで、複数の公募投信を販売しています。

  • グローバル・スペース株式ファンド
  • グローバル・フィンテック株式ファンド
  • グローバル・プロスベクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー)
  • グローバル・モビリティ・サービス株式ファンド

特に「グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー)」は一時期、運用資産残高が1兆円を突破した旗艦ファンドとなっています。

また、現在は日本国内から売買できませんが、米国に6本のETFを上場させています。

ARK Investが運用するETF一覧

米国で上場されているETFは下記のとおりです。

  • ARK Innovation ETF(ARKK)【2014年10月31日設定】
  • ARK Autonomous Technology & Robotics ETF(ARKQ)【2014年9月30日設定】
  • ARK Next Generation Internet ETF(ARKW)【2014年9月30日設定】
  • ARK Genomic Revolution ETF(ARKG)【2014年10月31日設定】
  • ARK Fintech Innovation ETF(ARKF)【2019年2月28日設定】
  • ARK Space Exploration and Innovation ETF(ARKX)【2021年3月31日設定】

日本から購入できる海外ETFは金融庁に登録されたもののみになります。

ARK Investが運用するETFのパフォーマンス一覧

上記ETFの内、直近2021年3月31日に設定された「ARK Space Exploration and Innovation ETF(ARKX)」を除く5ファンドのチャートを掲載します。

それぞれ各設定日を100として指数化しています。

ARK InvestのETF比較チャート

いずれも高いパフォーマンスです。

最もパフォーマンスが良いのは「ARK Next Generation Internet ETF(ARKW)」で、次いでパフォーマンスが良いのが旗艦ファンドである「ARK Innovation ETF(ARKK)」です。

ちなみに「ARK Innovation ETF(ARKW)」は上記で紹介した日興アセットで設定している「グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー)」とほぼ同じポートフォリオとなっています。

下記に比較チャートを掲載します。

「ARK INNOVATION ETF(ARKK)」と「グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー)」の比較チャート

「ARK INNOVATION ETF(ARKK)」と「グローバル・プ囗スペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー)」の比較チャート

ほぼ同じ動きとなっています。

「グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー)」より「ARK INNOVATION ETF(ARKK)」の方が若干良いパフォーマンスとなっています。

おそらくコストの違いでしょう。

ETFがあるのであれば、わざわざ高い販売手数料がかかる公募投信を設定するのは本来問題があると思います。

ETFを金融庁登録すればどの証券会社でも売買することができます。

ちなみに「グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー)」の販売手数料は1億円未満で3.3%です。

ただ、これまでは投資家も大きく儲かっているので、これくらいのコストは目をつむりましょう。

個人的なスタンスとして、投資家が儲かるのであれば多少のコストを払っていただいても良いと思っています。

そして「ARK Invest (アーク・インベスト)」はITバブル期にIT関連株への投資で一世を風靡した「ジャナス」と同じ印象を持っています。

ジャナスのIT関連ファンドは1999年~2000年にかけて数倍になりましたが、その後2~3年で数分の1となりました。

「ARK Invest (アーク・インベスト)」はジャナスのようにならないことを祈るばかりです。

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