東証マザーズ指数が大きく下落しています。
こちらは東証マザーズ指数の長期チャートです。
2011年8月~2019年1月の月次チャートです。 (2019年1月は1/24までのデータです)
2018年1月の高値1,368ポイントから、最も安いところでは2018年12月の749ポイントまで-45.2%の下落率となりました。
2019/1/24時点では950ポイント前後ですので、12月の安値から20%のリバウンドとなっています。
高値からこれだけ大きく下落していますので、トレンドとしては弱気相場入りしている可能性があります。
ただし、足元は20%超のリバウンドを見せているので、ここからトレンドが替わる可能性もあります。
チャートを見ても過去1年間の下落は、長期的な観点からは一時的な調整にも見えますし、弱気トレンド入りしているようにも見えます。
個人的に気になっているのはチャートの赤丸の部分です。
陽線を陰線が包み込むような形になっています。
しかも、高値圈で1度発生し、直近2回は強烈な大陰線となっています。
一般的にこの形は弱気相場入りを示唆することが多いと言われます。
しかも3回も発生し、いずれもはっきりと表れています。
個人的にはテクニカルチャートはそれほど詳しくありませんが、ここまでしっかり表れているので気になっています。
過去1年の下落が調整で終わるには早い段階で1,000ポイントを回復し、一定期間1000ポイント以上で推移する必要があります。
逆に再度下落し、800ポイントを割っていくような形になるとチャート的には厳しい形となります。
800ポイントを割るとそのまま400ポイントまで行ってしまいそうです。
このチャートからどのような展開になるか注目です。
上昇していくようであれば、テクニカルチャートはあてにならないということになりかねませんが、どうなるでしょう。
そして、東証マザーズ指数は日経平均やTOPIXなどの大型株とはかなり異なった動きになる傾向があります。
上がる時はとんでもなく上がり、下がる時も驚くほど下がります。
また、PERやPBRなどのバリュエーションも大型株とは特性が異なります。
- 東証マザーズ指数の長期推移やPER・PBRの推移はこちらをご覧ください:東証マザーズ指数の全て(長期チャート・PER・PBR・構成銘柄トップ20)
東証マザーズは個人投資家が多く投資しており、個人投資家の投資マインドに大きく影響を与えるので、右肩上がりになることを期待します。