かなり以前にもメインサイトで紹介したことがありますが、現在もツイッターの米ドル建て転換社債(CB)はかなり魅力的です。
- 転換社債(Convertible Bond)についての詳しい説明はこちら:転換社債(CB)の仕組み・特徴・提案のポイントについて - ファイナンシャルスター
ツイッターは今年の6月に新しく転換社債を発行しており、これが現在、非常に良い条件となっています。
ツイッター米ドル建て転換社債データ(2018年10月24日時点)
- 償還日:2024/6/15(残存5.6年)
- クーポン:0.25%
- 転換社債価格:86(償還価格100)
- 最終利回り:2.7 %
- 転換価格:57.1425ドル(10/24株価:27.54ドル)
- パリティ:48.19
転換社債(CB)は最悪株価が上がらなくても、利回りで買える水準です。
ツイッター株式の上場来の推移です。
ツイッターの業績は上場来、赤字続きでしたが2017年第4四半期に初めて黒字化しました。
その後2018年1Q~3Qも黒字が続いており、2018年は通期で5億ドル程度の当期利益になりそうです。
来期以降も利益は成長する見通しです。
よって、現在の業績のモメンタムからデフォルトリスクは非常に低いと考えて良さそうです。
ちなみに現在、米国の金利水準は米国5年債が2.95%、ハイイールド債が6.7%程度です。
ツイッターの転換社債(CB)は2.7%の利回りを確保しながら株価が転換価格の57.1425ドルを超えてくると、そこからは株価と連動したキャピタルゲインが得られることになります。
ツイッターが破綻しない限りダウンサイドリスクはありません。
よって、最悪でも5.6年で2.7%の債券運用です。
ツイッターの現在の時価総額は220億ドル(2.5兆円)程度です。
バリュエーションは低くありませんが、他のハイテク企業と比較すると時価総額が小さいことから大化けする可能性も秘めています。
米国企業の場合、10兆円以上の時価総額は当たり前の世界で、ツイッターもそうなるポテンシャルは秘めていると思います。
仮に10兆円の時価総額になれば株価は現在のちょうど4倍ですので110ドルという計算になります。
その場合、上記の転換社債(CB)の価格は200前後となります。
現在の転換社債(CB)の価格は86ですので約2.3倍となります。
ここまで行くかどうかは分かりませんが、ダウンサイドリスクを排除しながらこの期待値は投資対象として悪くないと思います。
トランプ大統領もお気に入りです。
誰かこの記事をTwitterで紹介してくれないかな。