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2級FP(AFP)は難易度低下でチャンス/1級FPとCFPはどちらを受ける?

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FP資格の概要(CFP・AFPと1級・2級・3級)

FP資格は金融関連では最も人気の高い資格で、下記のように分類されています。

  • ファイナンシャル・プランニング技能検定資格(国家資格)の1級・2級・3級
  • 日本FP協会認定資格のCFP・AFP

2級FPとAFPは基本的に同じで、2級FPの合格者がFP協会に登録するとAFPを名乗れます。

1級FPとCFPは試験範囲は同じですが、別々に運営されており、試験の仕組みも異なります。

ただし、下記でも紹介していますが、1級FPとCFPのステータス(資格の価値)はほぼ同じです。

3級FPは入門編の位置づけで、いきなり2級FP(AFP)は少し難しいと思う人が受験します。

ただし、一般的な金融機関では2級FP(AFP)以上の取得を推奨されます。

2級FP(AFP)は合格率上昇中で取得のチャンス

2002年にFP技能士資格ができるまでは、FP資格と言えばAFPとCFPのみでした。

この頃までAFPはかなり容易な資格として認識されていました。

合格率は70%前後ありました。

FP技能士資格ができた2002年頃から難易度が急に上がり、一時期、合格率は20%以下まで低下しました。

合格率20%以下の試験はかなり勉強しないと合格は難しいはずです。

しかし、2010年頃から合格率が上昇し、現在40%前後で推移しています。

2級FP(AFP)合格率推移

ちなみにここでの合格率は学科試験・実技試験を同時に合格した場合の比率である為、学科試験・実技試験それぞれの合格率はもう少し高く50%程度あります。

合格率50%前後の試験であれば、ある程度勉強すれば合格は見えてきますので、現在は取得するチャンスです。

1級FPとCFPはどちらにチャレンジすべき?

1級FPとCFPは勉強する内容は基本的に同じですが、試験の制度が異なります。

CFPは下記6科目を全て合格する必要があります。

  • 金融資産運用設計
  • 不動産運用設計
  • ライフプランニング・リタイアメントプランニング
  • リスクと保険
  • タックスプランニング
  • 相続・事業承継設計

1級FPは6科目が含まれる内容の一発試験です。(その後の実技試験はほとんどの人が合格できます)

CFPと1級FP、それぞれの合格率はこちらです。

CFPと1級FPの合格率比較

CFPは合格率40%弱の試験を6科目合格する必要があります。

1科目ずつ合格しても良いので、じっくり勉強しながら資格を取得したい人に向いています。

合格率40%前後の試験はしっかり勉強すれば合格できますので頑張ってください。

1級FPは1発試験ですが、合格率は10%前後と難易度がかなり高いため、知識に自信がある人に向いています。

資格自体のステータスは同じであるため、どちらが良い悪いというものではありません。

自身の状況に合わせて受験することをお勧めします。

FP試験のテキストや勉強法についてはこちらをご覧ください!

1級FPとCFPは高く評価されるため、是非チャレンジしましょう。

更に1級FP・CFPに加えてアナリスト資格も保有するとより一層、高く評価されます。

数年単位で計画を立てて、チャレンジすることをお勧めします。

また、できるだけ若いうちに取り組むこともお勧めします。

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