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投信・ETF(株式型)

「ひふみ投信」も残高増には勝てず、パフォーマンス悪化【2018年~2019年】

2019年7月31日

2018年以降、ひふみ投信も残高増でパフォーマンスに陰り

日本株最大のアクティブファンド「ひふみプラス」。

同じマザーファンドを使う「ひふみ投信」「ひふみ年金」を含めると2019年7月時点で運用資産残高は約7,500億円もあります。

ここまで残高を伸ばした背景には高いパフォーマンスが大きく寄与してきましたが、そのパフォーマンスにやや陰りが見えています。

まず、最もトラックレコードが長い「ひふみ投信」の設定来パフォーマンスです。

ひふみ投信設定来チャート

10年9ヶ月間でひふみ投信は4.5倍、TOPIXは1.8倍です。

TOPIXと比較しても素晴らしいパフォーマンスとなっています。

ちなみにマザーファンドの運用資産残高は2016年12月末~2018年1月末までの13ヶ月間に急増しています。

  • 2016年12月末:1,220億円
  • 2018年1月末:6,800億円

13ヶ月間で5倍以上となっています。

運用が好調で資金が集まりファンドが大きくなるとパフォーマンスが悪化するファンドが多いので、ひふみ投信もそうなっていないか確認してみます。

残高が増えた後の2018年1月末以降の比較チャートです。

ひふみ投信直近チャート

やはりパフォーマンスは悪化しています。

しかも、TOPIXよりアンダーパフォームしています。

さすがの「ひふみ投信」も残高急増には苦労しているようです。

ポートフォリオの約10%程度を外国株に投資するなど工夫をしていますが、今のファンド規模では高いアクティブリターンは難しそうです。

あくまで日本株がメインであればファンド規模を3000億円位に抑え、成功報酬を得る仕組みに変えた方が「ひふみ投信」の良さが出そうです。

当ファンドに限らず、昔はパフォーマンスが良かったが、有名になり残高が増加するとパフォーマンスが悪化する投信は非常に多いです。

今から投資する方は、しっかり考えてから投資しましょう。

既に投資している方も定期的にパフォーマンスをチェックする必要があります。

多くの投信では月次レポートで直近1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年のパフォーマンスも掲載されています。

長期におけるパフォーマンスも重要ですが、足元がどうなっているかも同じくらい重要です。

良いファンドに投資していると思っていても、知らないうちにそれほど良くないファンドになっているかもしれません。

【2020年5月追加】ひふみ投信のパフォーマンスが復活

2020年2月から始まったコロナショックを受けて、株式市場は大きく混乱しました。

この混乱の中、ひふみ投信はキャッシュポジションを高めたり、コロナ関連銘柄に積極的に投資するなど、アクティブな動きを見せました。

その結果、パフォーマンスが復活しています。

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