投信・ETF(株式型)

BDCファンド急落の原因は原油価格の動きに敏感に反応したため

投稿日:2017年5月16日 更新日:

2017/5/1~2017/5/12の7営業日でBDC(Business Development Companies)は5%以上の下落となっています。

BDCは利回り商品として購入している投資家も多いと思いますので、驚いている方も多いのではないでしょうか。

BDCは仕組みはREITと同じような仕組みです。

BDCの投資対象は中堅企業向けのローンです。

イメージとしてはバンクローンの借り手よりもう少し小さい企業です。

バンクローンは100億円前後~数千億円規模のローンですが、BDCが保有するローンは数億円~数十億円規模となります。

金利はバンクローンと同様に変動金利が中心です。

また、BDCのレバレッジ(LTV)はREITより高めとなっています。(LTVは66%が上限)

よって、中堅企業向けローンをパッケージして、2~3倍のレバレッジをかけて保有していることになります。

最終的な投資対象はローン(バンクローンよりもう少し小さい企業)ですが、高めのレバレッジがかかっている分、値動きが大きくなることがあります。

結果として、米国株(大型株)と同じような動きになることも多くあります。

足元(2017/5/1~2017/5/12)の下落の要因は原油価格が不安定なことが理由と考えられます。

この点はバンクローンやハイイールド債と同じ理由です。

こういう局面ではBDCのローンの性質が現れます。

原油価格が下落することで、エネルギー関連企業のデフォルトが増加することを懸念し、BDCが下落することになります。

ただし、過去の原油価格下落局面を分析すると、BDC・バンクローン・ハイイールド債の下落率ほどデフォルトは発生していません。

BDC・バンクローン・ハイイールド債の下落が過剰反応となっているケースが大半です。

そういう意味ではバンクローン・ハイイールド債と同様に、BDCが原油安などの原因で下落したタイミングは買いのチャンスと言えます。

1点だけ注意すべきはBDCはバンクローン・ハイイールド債と比較して時価総額(市場規模)が小さい点です。

そのためボラティリティが高くなることもありますが、最初からそういうものだと理解しておけば慌てることもありません。

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