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1期目の中間選挙で「ねじれ」はオバマ政権と同じパターンだが大丈夫か

投稿日:2018年11月10日 更新日:

米国大統領の任期は最長で「4年×2期=8年」となっています。

大統領選は4年毎ですが、上院・下院選は2年毎に行われます。(上院は任期6年で2年毎に1/3ずつ改選、下院は2年ごとに全員改選)

よって2年毎に議会の勢力図が変化することになります。

今回の2018年中間選挙では下院の多数派が共和党から民主党に替わりました。

ちなみに、米国の場合は日本と異なり、議会だけでなく大統領も選挙によって選ばれるため、上院・下院に加えて大統領の所属政党も同時に見る必要があります。

中間選挙前はトランプ大統領が共和党、上院・下院も共和党と政策を進める上では最も理想的な形でした。

そのため、減税や財政出動など政策を実現することができました。

しかし、2019年~2021年はねじれ議会となり、これまでのようには行かない可能性があります。

前回のオバマ政権も今回と同じパターンでした。

2009年の政権発足時は大統領・上院・下院が全て民主党で、1期目の2010年中間選挙で下院が共和党となり、ねじれ議会となりました。

その後、政治が停滞し「史上最低の議会」と揶揄されることもありました。

さらに2期目の中間選挙では上院も共和党となり、「大統領:民主党」、「上院・下院:共和党」という最悪の状態となりました。

その後に誕生したのがオール共和党のトランプ政権でした。

まとめるとこのような感じです。

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オバマ政権時は選挙を重ねるごとに「民主党」→「共和党」に替わっていったことがよく分かります。

今後のトランプ政権は2年後の大統領選挙で自身が再選するとともに、下院の過半数を奪回する必要があります。

それには国民が実感できるメリットを提供し続ける必要があります。

ねじれ議会は米国ではそれほど珍しいことではありませんので、過去の大統領のように上手く立ち回れるか腕の見せ所です。

上手くいかずオバマ政権のようになると今回は非常に大きな問題になりそうです。

オバマ政権時はリーマンショック後に政権が誕生しており、景気が最悪期からの回復局面でした。

さらにFRBは大規模金融緩和を行っており、政治が停滞しても金融マーケットは堅調に推移することができました。

しかし、今回は景気がある程度ピークに近いところまで拡大しており、FRBは利上げを行っています。

つまり、今回は政治が停滞すると金融マーケットはかなりのダメージを受けることになります。

よってトランプ政権が民主党と協力しながら上手く政治を進められるかは大きなポイントとなります。

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