アマゾンドットコム(AMZN)の株価は終値ベースではまだ1000ドル未満ですが、2017/5/30の日中高値で1,001.20ドルを付けました。
時価総額は4,764億ドル(約52兆円)で世界第4位です。
よくウォルマート・ストアーズが世界一の小売業と言われますが、時価総額は2,391億ドル(約26兆円)でアマゾンのちょうど半分しかありません。
売上高では世界一かもしれませんが企業価値はアマゾンが世界一の小売業者と言えるでしょう。(アマゾンはAWSなど小売り以外の事業も増えていますが)
アマゾンは長年赤字続きで、近年は黒字になりましたが配当は出したことがありません。
PER150倍、PBR22倍とバリュエーション的にも安くありません。
しかし、すでに生活には欠かせない会社となっており、簡単に替えることができない会社となりました。
よって、決算発表後は相変わらず下落することも多いですが、見た目よりも安定した企業といえます。
もちろんマーケットがリスクオフになると、バリュエーションが高い分、下落率は大きいでしょうがその様な時は買いのタイミングかもしれません。
ポイントは替えが効かない会社で、かつ、生活インフラの一部となっている会社という点です。
それにしても米国の企業は規模が大きいと感じます。
時価総額ランキングで日本一のトヨタは41位、日本で2位のNTTは世界では84位です。
アップルの時価総額は8,012億ドルで円ベースでは90兆円近くです。
ちょっと想像できませんが時価総額100兆円企業が現れるのでしょうか。
2000年前後のITバブル時と2007年のリーマンショック前は時価総額50兆円前後がピークでしたが、2010年代に入って一気に突き抜けてきました。
ちなみに日本企業の時価総額の過去最高は2000年2月〜3月頃のNTTドコモで40兆円以上まで増加しました。
NTTドコモは2000年3月末時点のランキングでは世界第5位で、マイクロソフト、シスコシステムズ、GE、インテルに次ぐ時価総額でした。
今では想像できませんが。。。
下記は現在の時価総額ランキングです。
米国は新しい企業がどんどん出てきて、大きく成長していくところが本当に凄いです。
世界の時価総額ランキング
- アップル:8012億ドル
- アルファベット(グーグル):6815億ドル
- マイクロソフト:5436億ドル
- アマゾン:4764億ドル
- フェイスブック:4416億ドル
- バークシャー・ハサウェイ(ウォーレン・バフェットの会社):4076億ドル
- エクソン・モービル:3436億ドル
- ジョンソン&ジョンソン:3424億ドル
- テンセント(中国のネット関連企業):3342億ドル
- マーカンティル・セルビシオス・フィナンシエロス(ベネズエラ本拠地の金融グループ):3200億ドル
- 時価総額に関する様々なデータはこちらをご覧ください:時価総額-ファイナンシャルスター