仮想通貨の時価総額ランキング
ビットコインに代表される仮想通貨は日々、新しい通貨が生まれており、2020年時点で3,000種類以上あると言われています。
ただし、その中で日本で購入できるのは10数種類に限定されます。
仮想通貨の時価総額トップ3は下記のとおりです。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
ビットコイン(BTC)は仮想通貨の代表的な銘柄で2009年から取引が開始されています。
- ビットコイン(BTC)についての詳細な説明はこちらを参照:ビットコイン(BTC)の長期推移【チャートと変動要因】
ビットコイン以外の仮想通貨は総称としてアルトコイン(Alternative Coin : 代替のコイン)と呼ばれており、その代表がイーサリアム(ETH)とリップル(XRP)になります。
一言で仮想通貨といっても全ての通貨が同じ動きになるわけではありません。
下記ではビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・リップル(XRP)がどのような動きとなってきたかを比較チャートで紹介します。
ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・リップル(XRP)の比較チャート
仮想通貨における時価総額トップ3のビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・リップル(XRP)の比較チャートです。
まず、データが取得できた範囲で2018年2月9日からの比較チャートです。
2018年2月9日を100として指数化しています。
これをみるとビットコイン(BTC)のみが大きく上昇して、イーサリアム(ETH)とリップル(XRP)はほとんど上昇していないように見えます。
次にビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)が直近の安値をつけた2018年12月14日からの比較チャートです。
2018年12月14日を100として指数化しています。
かなり見え方が変わってきます。
安値からの上昇率ではビットコイン(BTC)よりイーサリアム(ETH)の方が大きくなっています。
上段のチャートでは2018年2月~2018年12月のイーサリアム(ETH)の下落率が相対的に大きかったことで、足元も上がっていないように見えていました。
そういう意味ではイーサリアム(ETH)とビットコイン(BTC)は方向的には同じような動きとなり、イーサリアム(ETH)の方がボラティリティが高い通貨ということになります。
一方、リップル(XRP)はいずれのチャートを見ても動きが悪いのは一目瞭然です。
他の2通貨と方向的には同じような動きにはなっていますが、乖離が大きくなっています。
ただし、2020年11月以降だけを見るとリップル(XRP)が最も上昇しています。
これらを考慮するとリップル(XRP)はビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)とは少し特性が異なると考えておいた方が良さそうです。
そもそも、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)など多くの仮想通貨が非中央管理型であるのに対して、リップル(XRP)はRippleLabs Incという管理主体によって管理されている中央管理型となっており、仕組みが大きく異なります。
また、リップル(XRP)は決済ではなく国際送金での活用を目的に開発されている点でも、はビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)と異なります。
これらの要因により、価格の推移も変化が出ると考えられます。